水槽の水換えって大変ですよね!毎週やってくるめんどくさい事柄ランキング1位の水槽の水換え。そんな水換えも、水槽にバクテリアが増えれば回数を減らすことができるって知ってましたか?
水槽を作るって事は小さな地球を作るって事と一緒!
まずは水槽の中ってどうなってるの?から説明いていきますよ。
底砂を敷いて海水とお魚を入れただけなのに、時間が経つと自然の中と同じような生態系が勝手に作られていくのです。
私たちができるのは『その生態系を作るのを邪魔しない』ということぐらいです。
あれこれ人為的な手を加えて色々頑張っても自然の生態系には敵いません。なぜなら人間の手なら経費も時間もかかってしまうのに対して、自然は24時間自動稼働です。しかも無料なんです。
その生態系が出来た後はそれを壊しさえしなければ、全く手がかからない水槽になります。
私たちの地球だってそうでしょう?自然のままいれば弱肉強食の生態系が出来上がって、誰の手も必要としないのです。無理に環境破壊して人間が手を加えてしまった所は自然災害が起きたりと、面倒な事になっていませんか?
その自然の営みを小さな家庭の水槽で再現しようというのがこの水槽の作り方です。
そのために必要な知識を順に説明していきますね^^
【保存版】初心者でも簡単に作れて維持のしやすい『小型海水水槽』の詳しい作り方を教えるよ!
水槽の維持に一番必要なのはバクテリアです
色んなところにいるんだよ。
土の中や水の中、私たちの体の中にもいるんだ。
腸内フローラとかも今流行っているじゃない?
そういうのもバクテリアの一種なんだよ。
でもね、ウィルスとは一緒ではないんだ。だから危険ではないんだよ^^
では、なぜバクテリアが必要なのかを説明しますね。
水槽の中でお魚を飼ったら、お魚はオシッコやフンをします。その汚れって何もしないでいたら、水槽の中で増えて溜まって大変な事になりますよね?
物理的にフンをろ過や掬って取っても、オシッコは液体ですからどうしようもありません。
だから水槽の水換えが必要なのです。
自然だと水が流れて循環してるので水換えと一緒の原理になります。でも何も無ければ、いずれ地球は色んな生物のオシッコとフンで溢れかえってしまいます。大事件ですよね!
そのオシッコとフンを食べて分解してくれる生物がバクテリアなのです。
バクテリアがオシッコとフンを分解して『窒素』という無害な物質に変えてくれます。これは植物には欠かせない養分なのです。
動物→微生物→バクテリア→植物 と食物連鎖が起こっているのですよ^^
なので、水槽の中で一番の働き者はバクテリアなのです。
バクテリアを増やせば水槽のお手入れもお掃除も格段に楽になります。
目に見えないけれど、一番頑張ってくれるバクテリアが過ごしやすい環境を作るようにしましょう。
バクテリアの効果と育つ環境について説明しますね^^
絵で見るバクテリアの働きぶり!
- お魚が食べ残しや排泄をする
- 微生物が『タンパク質』に分解
- タンパク質を微生物が『アンモニア』に分解
- アンモニアをニトロソモナスという好気性バクテリアが『硝酸塩』に分解
- 硝酸塩をシュウドモナスという嫌気性バクテリアが『窒素』に分解
- 窒素が空気中に排出される
だいたいの水槽だと、5のシュウドモナスと言われるバクテリアが存在しないので水換えが必要になります。
ちゃんとバクテリアとお魚さん達の生態系が出来ていて人が汚さなければ、理論上は水換えはいりません。
ただ、5のシュウドモナスは発生し辛いので、水換えする頻度は減るけどずっと水換えしないというのは危険ではありますよ。
水槽内で、いかにバクテリアが必要かお分り頂けたかと思います。
バクテリアが増えるために必要なこと!
バクテリアが増えるためには、『十分な食料があって、十分な酸素があり、住める場所があること』が必要です。
水槽の中にお水だけって環境だと、バクテリアはいつまでも増えていきません。
- 食料=お魚のフンやおしっこ、食べ残したエサ
- 酸素=エアレーションなどをして十分に酸素を送る
- 住める場所=底砂やろ材、流木やライブロックなど
これらの環境が整っていてはじめてバクテリアは増えていくんです。
水温でバクテリアの動きが変わるよ!
ニトロソモナスやニトロバクターと言われる好気性のバクテリア(悪いのを分解してくれる有難〜いろ過の要員たち)は水温が30℃位の時が最も活発に増えるんです。
逆に水温が12℃を下回ると、活動が鈍ってしまうので注意が必要です。
バクテリアについて分かったかな? まとめ
今回のバクテリアについての説明をまとめます。
- バクテリアは水槽のお掃除をしてくれる
- 増えると水換えが少なくて済む
- 増えるためには、食料、酸素、住める場所が必要
- 水温によって増える速度が変わる
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